MAINTENANCE マイホームの維持管理・
メンテナンスの必要性とは?
耐震改修工事が終わった後も、長く快適にマイホームを維持し続けるためには適切な時期に維持管理・メンテナンスが必要となります。
では一体、どのくらいの頻度で一戸建てのメンテナンス・リフォーム工事をすれば良いのか、主なポイントをチェックしていきましょう。
基礎・床下
5~6年ごとの検査をおすすめ
床下は、腐朽・蟻害(シロアリ)・錆などの被害や、設備配管からの漏水等がないかを確認する必要があります。また建物を支える基礎のコンクリート部分には、深く広いひび割れがないか、建物の重量を支える強度を保有しているかの確認が必要です。


外壁
2~3年ごとの検査をおすすめ
外壁は、雨などが劣化した壁から家の中に侵入していないか、外壁材に浮きやひび割れ、剥がれ等がないかを確認します。外壁塗装や外壁材の耐用年数が近づいた場合には、外壁材の継ぎ目に用いられるシーリング材やひび割れの補修、塗料の再塗装や外壁の張替が必要になる場合もあります。


屋根
2~5年ごとの検査をおすすめ
屋根は、材料の耐久性に問題がない場合でも、風・雪・地震などによりずれたり、壊れたりすることがあります。そのため、自然災害の後にも点検をすることが望ましいです。屋根材のメンテナンスと同時に、雨樋の詰まりや外れ、軒裏(軒裏天井)の腐朽や剥がれ・たわみの確認も実施しましょう。


木造一戸建ての主なメンテナンス周期の目安
点検部位 | 点検項目 | 点検時期の目安 | 取替・リフォーム時期の目安 | |
---|---|---|---|---|
基礎・床下 | ひび割れ、沈下、換気不良、漏水、腐朽、シロアリ | 5~6年 | ||
外 壁 | モルタル壁 | 色褪せ、汚れ、割れ、剥がれ | 2~3年 | 15~20年 |
サイディング | 色褪せ、汚れ、色落ち、割れ、シーリング劣化 | 3~4年 | 15~20年 | |
タイル貼 | 汚れ、割れ、剥がれ | 2~3年 | 15~20年 | |
金属板 | 汚れ、剥がれ、さび、ゆるみ | 2~3年 | 3~5年ごとに塗替えがおすすめ | |
屋 根 | 瓦葺き | ずれ、割れ | 5~6年 | 20~30年 |
スレート葺き | 色褪せ、色落ち、ずれ、割れ | 4~6年 | 15~30年 | |
金属板葺き | 色褪せ、色落ち、さび、浮き | 2~3年 | 3~5年ごとに塗替えがおすすめ | |
雨樋、軒裏 | 詰まり、外れ、腐朽、たわみ、雨漏れ | 2~3年 | 7~8年 | |
バルコニー、濡れ縁 | 腐朽、破損、さび、腐食、手すりのぐらつき | 2~3年 | 10~15年 | |
床組、軸組、小屋組など | 腐朽、蟻害、割れ、傾き、たわみ、雨漏れ | 4~5年 | 20~30年 (5~10年ごとの防腐・防蟻処理がおすすめ) |
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床仕上 | きしみ、反り、剥がれ、割れ、たわみ | 随時 | 状況に応じ随時 | |
壁・天井仕上 | カビ、剥がれ、汚れ、変色、浮き | 随時 | 状況に応じ随時 | |
建具 | 開閉不良、金物の異常、腐食、さび、腐朽、コーキング不良 | 2~3年 | 10~20年 (建具調整は随時) |
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給排水設備 | 水漏れ、詰まり、割れ、金属部の青錆 | 1年 | 10~15年 | |
トイレ | 水漏れ、悪臭、カビ、金属部の青錆、詰まり | 1年 | 15~20年 | |
浴室 | 汚れ、カビ、タイルの割れ、排水溝の詰まり | 1年 | 10~15年 | |
ガス設備 | 器具の異常、管の劣化 | 1年 | 15~20年 (給湯器は10年で取替がおすすめ) |
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